Honda ホーク CB400T ホンダマチック
750ccのHonda エアラ(
>>65)に続いて'78年1月に登場した当時は珍しいオートマチック・トランスミッション(AT)のCB400。
ATと言っても、ホンダマチックという独特のセミATで、ホンダが軽自動車で初めて導入したシステムをバイク様に応用したもの。
ホンダマチックとは米国のメーカーが持っていた5万件のAT特許を使わずに独自開発したATで、
一般的なATがスピードに応じて内部でギアを切り替えてるのに対し、ホンダマチックは変速ギアが基本ナシ。
大容量のトルクコンバータの滑りを積極的に利用して全ての速度域をギア1つでカバーしてしまおうという代物。
ただこれだけでは発進や登坂でもたついてしまうので、マニュアルで変速できる低速用のLギアを設けていた。
つまり、クラッチ操作は無しでLで発進し、途中から☆(スターレンジ=巡航用ギア)に切り替えて運転するセミATの要領。
(☆レンジでも、普通ATのDレンジと同様に発進はできるが凄くトロい)
変速ギアを持たないので加速はモーターのような継ぎ目のない感じとなるが、
トルコンを常に滑らせて走っているので燃費やアクセルレスポンスは悪かった。
またホンダマチックは、軽自動車用に始めたATという事もあり、変速ギアが無いなど構造がシンプルでコンパクトと
バイクへの転用がしやすかったとの理由もあった。(エアラのATもホンダマチックで構造は同じ)
(↓に続く)
返信する