ヤマハ RX350
'70年登場のRX350はレーサーのTR、TDの設計思想を市販車に落とし込んだ2ストスポーツ
前身だったR3は、堂々とした車格を目指し車体も重かったが
その路線は新たな4スト大型車XS-1
>>56に任せる事で、こちらは真逆の軽量・スリム・コンパクトを追求
シャープな走りの2スト・スプリンターとして人気を博し、それはRDシリーズに引き継がれ
やがてレーサー思想・技術をもっと取り入れた傑作RZへ
「ナナハンキラー」とも呼ばれたRZ350の誕生は、このRX350に始まったとも言える
同期ライバルとの比較(馬力/車重)
RX350=36ps/141kg、CB350=32ps/158kg、GT380=38ps/183kg、350-A7(
>>46の兄貴)=40.5ps/149kg
馬力ではカワサキ、3発のスズキに劣るも、クラス最軽量を誇った
因みに、最初の名は350RXで、5カ月でRX350に変更したのは、シリーズをHX90、AX125、DX250、RX350とし
排気量でH、A、D、Rと分け ロードを示すX加え、それを名の頭に置いてヤマハ製品内で統一感を出す為
(オフ車はTでHT90、AT125、DT250、RT360、ビジネス車はB)
ただ、ヤマハファン以外は判りにくく、この区分はやがて霧散
尚、画像車の鮮明な紫色は再塗装?と思うが、純正で最初のカラーも
もう少し暗いメタリック紫と白の組み合わせで、ヤマハ(GKデザイン)らしい都会的オシャレさが
サイドカバーにあるコの字のメッキ部品はXS-1と同形状で、下のクラスは形を変えつつも当時ヤマハロード車のアイコンになっていた
(その前方の丸窓は分離給油量をチェックする窓)
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